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Machine Tools工作機械
Shibaura Machine|ロゴ

TMD series

Vertical Boring and Turning Mill

TMD-seriesのイメージ

高速・高精度・重切削能力を持つ3軸制御新鋭ターニングセンタ

特  長

切削能力の向上
横けたは250mmステップで、最大500mm(TMD-20:750mm)上下移動できるステップポジション機構を備え、加工物の高さにスピーディに対応。
220mmの角ラムを抱え込む一体構造のクローズド形角穴サドルを採用。
ターニング最大切削力24500N(2500kgf)ミーリング切削はX-C軸合成送りによる直線切削が可能です。
高速・高精度の達成
刃物台の案内(X軸)に高剛性リニアローラガイドを採用。
テーブルとコラムを左右対称とし、モータなどの熱源を熱対称位置に配置、熱変位量を大幅に減少、さらにテーブル潤滑冷却装置を標準装備しました。
優れた加工操作性
FANUC最新鋭・最上位機種の31シリーズを採用。
豊富なNC機能により、高度な各種NC加工が可能です。
カスタマイズ機能も充実しています。
省力化、自動化を推進
特別付属品として自動パレット交換装置(APC)を組み込むことにより省力化・自動化を推進します。

高機能を支える機械の特徴

高能率な加工ができる独自の高剛性テーブル構造

本機の主要構造部品はすべて厚肉高級鋳鉄を使用しています。
テーブルは十分な剛性と寸法があり大径スラストボール軸受とテーパコロ軸受で支持されており、高速、重切削にも十分耐え、高能率な加工ができる構造になっています。
テーブル上面には独立式手動四ッ爪の案内と、工作物の締付に使用するTミゾが配置されています。

テーブル能力線図
熱変形を十分に考慮して設計されたベッド

ベッドはテーブル側とコラム側と共通のコモンベッド方式を採用し、さらに合理的にリブ配置された熱対称設計と標準装備の潤滑油冷却装置により、
熱変形を最少におさえるとともにテーブルを強固に支えています。
またベッド後部はコラムと締結されており、テーブル駆動機構が組み込まれています。

剛性が高く安定したテーブル駆動機構

メインモータの動力は立軸2段の変速歯車列を介して、テーブル下面の大径ヘリカルギヤを駆動します。
テーブルの変速は、油圧シフトの2段と交流モータの制御で行います。
簡素化された発熱の小さい歯車列が熱対称に配置されていますので、熱剛性の高い構造となっています。
C軸駆動のピニオンはバックラッシュ除去ワインドアップ機構をもち、高精度のテーブル割出しを可能にしています。
C軸駆動系は、ターニングモードの場合、油圧で歯車をシフトすることによって解放されます。

対称形で高剛性のコラム

コラムは2条の案内面を持ち、対称形で高剛性の箱形構造です。
横けたのリニアガイド面は切くずや切削油剤を防ぐため、
鋼板カバーで保護しています。横けたの上下移動は油圧シリンダにより250mm
ステップで最大500mm(TMD-20:750mm)までスムーズに位置決めされます。

切削能力を高めるクローズド形刃物台

ターニングの最大切削力は24 500N、ラム最大くり出し点で従来機(当社比)
の2倍以上、ミーリング切削はX-C軸合成送りによる直線切削が可能で最大出力は22kWです。
220mmの角ラムを4面から抱え込むクローズド形一体構造の刃物台と、主要構造物の厚肉高級鋳鉄による高剛性構造になっています。

安定した位置決め精度を保証する横けた

熱変位量は従来機に比べて(当社比)半減させたため、刃物台の位置決め精度は大幅(2〜3倍)に向上しています。
構造物の形状、熱源の位置などに熱対称性をもたせ、高い熱剛性を得ています。
また、刃物台の案内(X軸)に剛性の高いローラタイプのリニアガイドを採用し、高速・高精度を実現しています。

高性能を支える刃物台

刃物台は大径ボールねじによって左右(X軸)、上下(Z軸)に位置決めされます。
ボールねじは特殊アンギュラ玉軸受によって支持され、X軸案内面はリニアガイドにより、またZ軸案内面は非金属ライナー(ターカイトB)により構成され、高い位置決め精度と高速送りおよび重切削が可能になっています。
また、角ラムは7/24テーパNo.50を有しており、コレットタイプのプルスタッド機構により、自動的に工具が着脱できる構造になっています。
スピンドルの回転はラム上部に設置されているビルドインモータによって行われています。

製品仕様・オプション等は下記よりご覧ください。